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モンゴルとフィリピンで日本語を教え、現在日本で奮闘中のみっちーのドキュメンタリー日記です★


by michymouse
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ひさしぶりに初級文法

明日は初級のクラスで第32課を教えます。

メインとなる文型は
「~たほうがいいです」
「~ないほうがいいです」


さて、これを教える場合26課でこっそり(?)教えた
「~たらいいです」
との違いを意識しなければなりません★

どうも、教科書や活動集の練習を見てると、この違いをあまり気にしていない(汗)
それをしっかりしないと、学生は「どうしたらいいですか?」や「~たらいいです」と言うべきところで、「どうしたほうがいいですか?」や「~たほうがいいです」を言って、ニュアンスが変わってしまうことになる。

「~たらいいです」も「~たほうがいいです」もどちらも提案なんだけど、ちょっと違う。

「~たらいいです」…いろいろなある方法の中で、一つを勧める場合
「~たほうがいいです」…今の状況(現状)ではない方(反対側)を勧める場合


例えば、「日本語が上手になりたい」という人に対して、
「たくさん練習したほうがいいですよ」とか「日本人と話したほうがいいですよ」とかの例文を作る練習はダメである。
それよりも、「たくさん練習したらいいですよ」とか「日本人と話したらいいですよ」のほうが適当である。
(「~するといいです」「~ればいいです」は未習)
この場合、「練習をあまりしていない」「日本人と話す機会が少ない」という状況を与えると、「~たほうがいい」がしっくりくるようになる。

なので、明日は次のような感じが伝わるように頑張って教えてみます。

A:もう薬を飲みましたか?
B:いいえ、まだです。
A:えっ!?まだ飲んでいないんですか?
  飲んだほうがいいですよ!!
B:そうですね。そうします。


ちなみに、「~たほうがいいです」と相性が良い動詞は同僚の教師にググッてもらったところ
①やめたほうがいいです
②考えたほうがいいです
③気をつけたたほうがいいです
などなどだそうですよ◎

この「やめたほうがいいです」は、教科書では扱っていないけど、明日はちょっと練習に入れてみようと思います★

A:えっ!?あのレストランへ行くんですか?
  おいしくないから、やめたほうがいいですよ。
B:そうなんですか?じゃあ、やめておきます。
by michymouse | 2007-06-13 18:40 | 日本語教育